エム・データのTVメタデータを活用しての課題解決実践 ~広報・宣伝PR/デジタルマーケティング編~
広報・デジタルマーケティング担当者の課題
- 自社に関する報道を集約したい
- 競合他社の状況を知りたい
- 商品開発にあたりトレンドを知りたい
これらの課題にエム・データのTVメタデータを活用して解決していきましょう。
1.自社に関する報道を集約したい
たとえば弊社のことをテレビで取り上げていただく場合は、多くがTVメタデータを番組内で紹介していただく場合です。実際に弊社がテレビで取り上げていただいた時のTVメタデータを見てみましょう。
こちらのようにテキストで番組シーン内容が要約されているため、どのような状況で弊社データのことを取り上げていただいたかがわかります。
上記のように番組の企画として紹介される場合には、事前に番組側から紹介のご連絡を頂きますので“広報担当者が知らない間に名前が出ていた”ということは少ないかと思いますが、ちょっとだけ商品が紹介されていたり、ニュースとして取り上げられるような際には、どの番組で、どのくらい露出があったかは、全番組録画して逐一チェックしない限りはわかりません。TVメタデータを使えば検索一発で確認ができるため、広報・マーケティングのご担当者様にとって管理が便利になることが考えられます。
(なお、TVメタデータ以外に番組の映像が必要な際は、弊社関連会社をご紹介させていただきます。)
2.競合他社の状況を知りたい
たとえば会社ホームページのアクセス数が急激に上がったものの、増加理由に心当たりがないということはありませんか?弊社の場合、TVメタデータで競合他社様をチェックしてみるとちょうどホームページアクセス数の上がった日・時間帯にテレビでご紹介されていて、謎が解けるということがあります。O2O2O(Onair to Online to Offline)のマーケティング手法が確立されているように、テレビの放送はオンライン・オフラインの動きに影響を与えるものであり、この事例もテレビ放送がオンラインに影響を与え、同じ業界内でインターネット検索の相乗効果があったことが予測されます。
これと同じように、たとえばテレビ番組で“タピオカ”が紹介されていてタピオカが飲みたくなった視聴者は、紹介されていたタピオカブランドだけではなく、他のタピオカブランドについてもインターネットで調べる可能性が生まれます。
この競合他社様のテレビ露出データを活用し、業界と商材によってはTV-CMが出稿されている時間帯にSNSを盛り上げたり、オンライン広告を出稿したりということが宣伝戦略の一つとして武器になります。
3.商品開発にあたりトレンドを知りたい
近年トレンドをキャッチするためにはSNS分析が主流になりつつありますが、全ての年代に波及効果の高い「テレビ」という媒体を通して紹介されたもののパワーは今なお絶大で、商品の売り上げ、店舗への来店促進に直結します。この「テレビで紹介されたもの」という軸もまた、分析の指標として有効に活用することができるのです。
たとえば“スイーツ”を商品開発するような場合に、TVメタデータを使ってスイーツのトレンドを研究してみるとします。
「スイーツ」というテーマで放送されたテレビ番組のTVメタデータから、「スイーツ」とともに出てきた共起語のキーワード露出数を以下のようにランキング化することができます。
これにより、「スイーツ」のベーシックな注目指標を可視化することができました。
ただこれだけですと企画に目新しさがありませんので、近年のトレンドを見るために、放送日の過去分と直近分を比較し、その増加数をランキングに出してみます。
近年のテレビ露出増加数の1位は、一大ムーブメントを起こした“タピオカ”となりました。2位以下もタピオカに比べて数字の爆発力こそないものの、ここ2年でじわじわテレビ露出が増加し注目が集まっていることが伺え、たとえば新商品としてこれらに力を入れていくような選択肢が考えられるかもしれません。
このように広く一般に目に触れられている確かな情報をデータ・指標化し、トレンドや傾向を掴まえることができます。更に、テレビ番組には視聴者ターゲットが想定できる番組や放送時間帯もありますので、それによりターゲットを絞り込むことも考えられるでしょう。
TVメタデータの活用は企業様によって様々に調理・味付けしていくことができますので、まずは素材を知っていただきますためにも、お気軽にお問い合わせください。
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著者:株式会社エム・データ