エム・データとunerryが連携 「TV メタデータ」と「リアルタイム人流データ」の活用でテレビ放送における消費者行動への影響を可視化 〜自治体によるエリアマーケティングや地域の活気の源となる施設プロモーションの最大化をご支援〜

テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する株式会社エム・データ（本社：東京都千代田区内幸町、代表取締役社長：薄井 司、以下エム・データ）と、月間400億件超の「リアルタイム人流ビッグデータ」を保有する株式会社unerry（住所：東京都港区虎ノ門、代表取締役社長CEO： 内山 英俊、以下unerry）は、テレビ番組における消費者行動への影響可視化に向けた連携を開始いたしました。
　

■本連携について

本連携は2社のデータを活用することで、テレビ番組内におけるレジャー・商業施設などの露出が、実際の生活者の来訪にどのような影響を与えたかの定量的な可視化を推進し、自治体によるエリアマーケティングや、地域の活気の源となる施設プロモーションにおける来訪人数の最大化をご支援するものです。
unerryは、月間400億件超の屋内外の「リアルタイム人流ビッグデータ」をスマートフォンアプリから取得しています。全国約216万箇所のビーコンネットワークとGPSによる位置情報技術の活用により蓄積されたビッグデータをAIで解析することで、全国のエリア・施設への来訪状況の把握が可能です。またエム・データが生成する「TVメタデータ」は、テレビ番組やCMの放送内容を独自にサマライズしテキスト化・データベース化したものです。
今回の連携ではテレビで放送された地域（市町村）、観光地やレジャー・商業施設について、施設名称や住所、番組での紹介状況、出演タレント、放送日時、秒単位の紹介時間を記録したデータを活用することで、テレビによる効果とその影響日数を人流データと重ね合わせて時系列で可視化することが可能となります。
「リアルタイム人流ビッグデータ」と「TVメタデータ」の活用により、さまざまな角度から、テレビの放送内容における消費者行動への影響度合いの可視化を推進いたします。また今後は「視聴ログデータ」や「購買データ」など、より高度な分析を可能とするデータ連携の拡充にも注力してまいります。

■可視化例

●TVメタデータや視聴ログと掛け合わせた、メディア効果の直接評価と影響日数の算出
●テレビCMデータと掛け合わせた、広告主の自社および競合の効果分析
●テレビ番組やCMに出演しているタレント情報と掛け合わせた、来訪数最大化に寄与するタレントパワーの評価
●人流分析データ（エリア回遊、来訪者属性など）と組み合わせた、エリア影響分析、来店効果計測（他店比較）
●金融オルタナティブデータとしての株価変動シグナル検知
●流通小売における、販促、需要予測・ヒット商品予兆検知、仕入最適、リテールメディアコンテンツ
●自治体の観光政策やプロモーションにおけるマーケティングリサーチ

■各社コメント

株式会社エム・データ　執行役／データマネジメント部シニアマネージャー 上田 雅司

この度のunerry様との取組みにより、従来の来店効果計測やエリアマーケティグ・人流分析にテレビ情報を加えた高度な分析が可能となります。これにより、視聴者・生活者の行動への影響、メディアプロモーション効果、周辺施設や隣接エリアへの移動状況など、テレビとデジタルとリアル行動を一気通貫にした施策や分析が実現できると期待します。エム・データは、今後もテレビ放送による生活者への影響効果を様々な切り口で可視化し業界貢献を目指します。

株式会社unerry Director of Data & AI 島田 崇史

いつ､ どの局のどんな番組で､ 誰が､どんな話題が､ どの企業が､商品が､お店が､ どのくらいの時間､どのように放送されたのかというエム・データ様が提供する「TVメタデータ」により、従来弊社が提供していたテレビCMの来店効果に加え、テレビ番組の露出による視聴者・生活者の行動への影響調査ができるようになります。今後もデータエコシステム拡大を通じ、小売・消費財・スマートシティにおける業界課題の解決に尽力して参ります。