テレビというデバイスは、見つめ直すと新たな価値が生まれるはず〜7月10日「新世紀テレビ大学」開催しました!〜
お伝えしてきた通り、エム・データが初めて主催するカンファレンスイベント、「新世紀テレビ大学〜TVデータ最前線〜」が7月10日に開催されました。おかげさまで200名を越える皆さんに来場いただき、好評を得ました。非常に濃い内容にできたのはひとえに登壇者の皆さまのおかげです。あらためて感謝いたします。
当日のメニューは、まずイントロダクションとしてエム・データ薄井取締役による事業概要の説明と、エム・データの社内プロジェクトLifeLogLab梅田所長から新しい分析ツール「TV Rank」のプレゼンテーションが行われました。
つづく第一部では、デジタルインテリジェンス社の横山代表によるデジタルマーケティングの視点からのテレビ視聴の分析の必要性を主にした講演が行われ、つづいてスイッチ・メディア・ラボの福羽社長から独自の視聴分析ツールSMARTのプレゼンテーション。そしてお二人によるショートディスカッションが展開されました。
最後に第二部として、huluの運営会社HJホールディングス船越社長と、dTVを運営するエイベックスデジタル村本常務をお迎えし、私がモデレーターとしてパネルディスカッションを行い大いに盛り上がりました。
この内容は、さっそく下記のサイトで記事としてまとめてもらっています。
TVメタデータの活用事例など紹介
Hulu × dTVのトップ対談も。テレビ/VODの未来を考える「新世紀テレビ大学」開催(Phile-web)
また素晴らしい実況まとめをTogetterで見ることができます。
新世紀テレビ大学「TVデータ最前線」第二部・VODディスカッション「コンテンツとの幸福な出会い」実況まとめ
個々のパートでそれぞれ、大変興味深い知見が出てきて考えを新たにすることができたと思います。
ここで総括するとすれば、テレビはいま大きなターニングポイントを迎えているということです。それは「もはやオワコン」などという薄っぺらな見方ではなく、新たなデータや分析によって、これまで見えていなかった価値が見いだせる可能性がある、ということです。誕生以来60年培ってきた価値をX軸とするならば、そこに新たな分析手法や新しいサービスというY軸を付加することで、ステップアップできるかもしれない。そんな未来を思い描くことができそうだ。そんな予感を持つことができたイベントだったと思います。
「新世紀テレビ大学」はこの成功をベースに、さらに第二回、第三回とつづけて開催していきたいと考えています。次回もまたぜひ、楽しみにしてください!
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著者:境 治 (さかい・おさむ)
コピーライター/メディアコンサルタント
株式会社エム・データ顧問研究員
東京大学文学部卒。コピーライターとしてフリーランスで活動した後、
ロボット、ビデオプロモーションを経て、13年7月から再びフリーランス。
ブログ「クリエイティブビジネス論」はハフィントンポストなどに転載されている。